景清伝説 4 「年の森・年の宮」

 「景清の井戸」の解説板にあるように、「元旦にいつものように亀井の水を汲みに出かけた景清の下男が、その帰り道、雪の中に倒れ凍死した。」と言う伝説があるそうです。
 この下男が凍死した場所を「年の森」と言い、弔ったところを「年の宮」と言うそうです。
 それを裏付ける資料として「牛袋村史」に「歳ノ宮 林五町九反六畝十三歩(約18000坪=約60000㎡=約6ha)」と言う記録があるようです。また、当時のこの「年の森」の現同所にお住まいのお宅は、中郷公民館作製の「ふれあいでんわ」に「年の宮(屋号と思われます)」と記してあるそうです。
 中郷公民館隣の「金蔵寺」の境内には、「年之宮大神」の碑がひっそりと建っています。元々は、年の森の小丘に祀られていたようですが、耕地整理の際に境内に移されたようです。

年之宮大神

金蔵寺

※参考文献 中郷の郷土史

 

 

 

2016年04月09日